〈MANサンダル創始者、坂田満さんとのマンツーマン研修を終えて〉
〈前編〉
2013年第二回外食駅伝大会にて、日本バーテンダー協会史上最強の駅伝チームを編成。
チーム名は「N.B.Aらんらんチーム」
正直ダサい…
と当時は思いましたが、今は素晴らしい命名だと。
1人1周✖4名で皇居を走ります。
私の師匠でもあり協会会長でもあった、岸さんから「優勝してこい」の一言。
第一走者はBAR 酒仙堂マスター樋渡さん(トライアスリート・銀座の鉄人)
第二走者はBAR YUMOTOマスター湯本さん(フルマラソンが主戦場・三島の走り屋)
第三走者はSTAR BAR GINZAスタッフ下屋くん(元創価大学駅伝部キャプテン・この為に在籍していたかも説あり)
第四走者アンカーは当時STAR BAR GINZAチーフ山崎剛(この為にゴールドジムのランニングマシーンをMAXスピードでひたすら走り捲るスピード練習をしていて何度か警告を受けました)
最終アンカーの私に襷が下屋くんから渡された時には既にトップを走るチームが駆け抜けて約20秒。
頭に浮かぶ言葉は「射程圏内」
周回遅れのランナーや一般ランナーがいる中、パレスホテルを横目に見る辺りでトップチームをとらえました。
一気に抜き去り、あとは自分自身との勝負。
今までのベストタイムは17分ジャスト。
大会2〜3日前に痛めた左膝(皇居桜田門までのロング下り坂が影響かと)の事は何も考えず、ただひたすら前へ前へ。
途中で他チームのバーテンダー仲間を抜き去る度に手を振ると、後ろから「頑張れ!」の掛け声。
応援に背中を後押しされ、最後の鬼門下り坂に入る時に時計を見ると、ベストタイムを切れるか切れないかのところ。
覚悟を決めてのラストスパート。
足がちぎれても走り抜ける気持ち、跳ぶように飛ぶように一気に桜田門へ。
門を通過すると「トップはN.B.Aらんらんチームです!」のアナウンス
内心「ダサいな〜」
と思いながらも、敵も味方も関係ない歓声と応援の力強さで更に加速。
最後はガッツ石松考案ポーズにアレンジを加え人差し指を天に立ててゴール。
手元時計のタイムは16:50のベストタイム。
この時の「N.B.Aらんらんチーム」のベストタイムは未だ破られてないそうです。
左足が既に限界を超えていた事は、達成感と興奮冷めやらぬその時はまだ知るよしもなく…
〈後編へ〉